Lisa Loeb
高校生で出会って、初めて自分のお金で買ったCD「Stay」
Reality Bites のエンディングで聞いて衝撃だった。
誰の歌?名前は?
当時のHMVに駆け込んで、星の数ほどありそうな洋楽の中から、
「L」を探してたどり着く。
それから、私は彼女の曲をどれだけ聞いたことだろう。
まさに青春という時を共に過ごした。
月日が経って、
自分も何となく大人になる過程で、その時々の流行や好きな歌手はあったけど、
立ち戻るのは「Stay」だと思っている。
で、
そんな、Lisaの大ファンであることを知った主人は、
私が六本木のBillboardにほぼ20年ぶりのライブに行くと言ったら、
「行くー」と、彼の分もチケットを取った。
(最初は自分一人で行くつもりだった。)
その日は、主人もお休みを取ってくれて。
私は午後お休みをもらい、麻布十番で待ち合わせした。
かつて、主人は麻布十番に住んでいたことがあった。
当時、住んでた場所を歩いて、「ここに住んでたんだよ~。人入ってるね。」って、
暮らしていた部屋に誰が住んでることに少しだけ興奮していた。
六本木まで歩き、大きいしゃれたTSUTAYAで、海外のトレッキングルートが集められた素敵な本を買った。
「ここ歩きたいね」
時間が来て、ミッドタウンの会場に着く。
そこからは、私の心はずーーーーーっとテンション高く、
とてつもない熱量だったと思う。
自分の人生の半分をLisaと過ごしてきた。感慨深いものがあった。
そんな、興奮している私を隣で見ている主人は、若干驚いていただろう。
「ノリちゃんがすごく楽しそうで、それをみてて面白かった」と。
ありがとう。一緒に来てくれて。私を構成する一部を見てもらった気がした。
久しぶりに、何気なくLisa Loebを聴く。
主人と一緒に行ったことを思い出して、しばらくして聞くことを止めた。
あんなに好きだったから、
思い入れがあるLisaの曲を主人と聞いたこと。
思い出すと、辛い。
あんなに好きだったのに。
今は無理だな。
you say "I only hear what I want to"
'Cause I missed you.