~大好きな主人は旅人~

天国にいる主人と話したいこと書いています

ホームベーカリー

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在宅勤務っていいわぁ。

「ながら○○」できちゃうから、ちょっとした家事が片付く。

 

私たち夫婦は二人ともナース

主人は病院で、私は会社勤め。だから毎日の家事ってホント最低限しかできなくて、

お休みの時に一気にやるって感じ。それでも、何とか二人で分担しながらやってた。

 

私は通勤に1時間30分くらいかかってたから、帰りも私のほうが遅いことも多く、

主人は病院で多忙な仕事を終えてから、急いでスーパー行って食品ゲットして、夕飯作って待っててくれた。

 

主人の得意料理は「しびから系」のメニュー。担々麺、麻婆豆腐、ピリ辛野菜炒めとか。(ってか、花椒いれまくって痺れる)中華系のスパイスを思いっきり入れて、頭にはマフラータオル(なぜか、有馬記念の)を巻いて、腕を振るっていた。

 

実は、あえて遅めに帰ることもあった。「ただいま~」と家の扉を開けると一生懸命料理している主人がいて、「おつかれさま~」って出迎えてくれたり、台所から声かけてくれた。

 

それほどオシャレじゃないけど、味の好みが同じなのか。なぜか、うまくまとまった味付けができる人。私はレシピを見ないとダメな人。おいしかったなぁ~。

 

主人は晩酌を金麦でする。「おさきー(お酒)は裏切らず必ず幸せをくれる」と言っていた。350mlだって丸々飲まず、寝ちゃうこともあったなぁ。

 

夏は、餃子とか手作りして焼いた餃子を素早くベランダに運んで、外で食べたりもした。何かと些細なことでも楽しい時間にすることが得意な人だった。

 

今年、ホームベーカリーが我が家に来てから、パンやパウンドケーキを焼くことに興味を示し、私が作ったそばから見様見真似(材料入れてボタン押すだけなんだけど)で、夢中になって作ってた。主人はパンより、パウンドケーキが面白かったみたいで、無塩バターの量を知り「バターの量知ったら恐ろしいわ」とかなんとか言ってせっせと作ってた。

 

主人は友人と山に登るため、食糧としてパウンドケーキを作って、

そのパウンドケーキを大事そうに満足げに包んで、ザックに入れて出かけていった。

 

そのパウンドケーキを食べた感想を聞いていない。

山で食べる手作りのパウンドケーキはどうだった?おいしかった?

 

私のもとに帰ってきたのは、粉々になりながらもラップに大事そうに包まれたパウンドケーキだった。

けっこう減っていたらしいそのパウンドケーキの砂を見て、

きっと「これ作ったやつ」とか、はにかみながら友人と食べたんだろうな。

 

残ってたら、私も食べたい主人のパウンドケーキ。

その面影を一つ一つ思い出してパンを作ろう。

 

@在宅勤務だと、いつのまにかパンがやけています(^^)/ ええかおりやわぁ

 いびつっ!