~大好きな主人は旅人~

天国にいる主人と話したいこと書いています

主人へお願い

 

昨晩、友人からのLINEで。

 

彼女のお母さまが闘病の末、21日にお亡くなりになったことを知った。

 

私は、1人スーパー銭湯していて2時間強、ボーっとしていた。

着替えて、携帯を見たらそんなメッセージがあり、思わず声を出してしまった。

 

「うそ・・・・・」

 

彼女のラインから既に1時間が経過していて、

私はすぐ電話した。

 

彼女の声を聞いたら、私も泣けてしまった。

私より、もっともっと悲しい彼女の声も、電話越し思い浮かべる彼女の姿もあるのに。

 

何と言ったらいいか、「辛いね、悲しいね、大丈夫?」

そんなことしか言えなくて。

 

彼女とはかれこれ15年くらいの付き合いで、

今年の主人との結婚記念日も付き合ってくれた。

彼女とは楽しいことも嬉しいこともおいしいこともするし。

悲しかったり、辛かったり、仕事のストレスなんかも話すし。

「死」について、遺されたものについて、宗教的なこと、スピリチュアルなこと。

色んな事を共有している。

 

お母さまのご病気のことは聞いていたし、

お父様が献身的に看護されていて、

コロナ禍で帰省するタイミングが難しいけど、できる範囲で帰ってるって聞いてた。

 

この連休、彼女は実家に帰っていて、お母さまの傍にいた。

21日の夜、お母さまの様態が急変して、救急車で病院へ。

病院へ行けばひとまず安心と思っていたら、お父様から電話があって。

その後すぐ駆け付けたけど、彼女が顔を会わした時にはお母さまはご自身でそのドアをそっと閉じた後だった。

 

お母さんと話せない。

お母さんの声が聞こえない。

お母さんがいなくなった。

 

自分に置き換えたら、辛すぎる。

もっと、もっと、教えてほしいことあって、

もっと、もっと、一緒にいたい。

 

そんな彼女は「最近は大丈夫?」と気遣う言葉をかけてくれたけど、

私の心配なんてしなくていいから。

 

親を亡くすのと配偶者を亡くすのでは、また違う気がする。

自分の年齢分、親であり、自分の年齢分、育ててくれた、支えてくれた。

 

だから、

昨晩のお経の時間で、主人にお願いした。

「どうか、私の大切な人から、大切な人を離れさせないで、お願いね」

「彼女のお母さんがそちらに逝ったら、温かく迎えてね、お願いね」

 

これ以上、予期せぬ悲しみはいらないよう、たかくん。

辛いよう、たかくん。

 

お願いね。お願いね。

どうか、見守って、支えてね。