貴方との約束
無事2日間の講習を終えて帰路についてます。
天気がイマイチだったけど、地図読みの練習や天気と読み方とか教えてもらったし、装備の話、登山計画の練習もできたし、すごく充実してました。
参加メンバーに本当に恵まれてて、皆んな一生懸命だし、山への愛は大きいし、すぐ分かり合えるところも良かったよ。
貴方の話もたくさんしたよ。
すごく詳しく聞いてくれて、
あーだったんじゃないか
こーだったんじゃないか。と、
それぞれの登山経験を思い浮かべながら、
貴方の事故のこと、考えてたよ。
普通は、山なんか登りたくない。
山登る人なんかに会いたくない。
貴方を思い出す土地になんか行きたくない。
そう思うかもしれないね。
私はそのあたり、
なぜこんなことをしてるかっていうと、
「少しでも近いところにいたい」と思うからなんだよ。
あるメンバーがね、
「側から見てれば、後を追いたいんじゃない?と思って心配する人もいるかも」と。
そっかぁ。そうかなぁ。
あるメンバーは、
「ここ(今回の講習)に来てる人全員、
どっかしら『死ぬこともある』ことを承知で山を登ってると思う」
1つ約束するよ。
私は安全に山を登る。
それにはちゃんと備えること。
体力、脚力、装備は必須。
まだまだ貴方のレベルには到底追いつかないけど、ゆっくりじっくり追いついたら、
貴方と一緒に同じ景色をみたい。
同じ方向を向いて
同じ空を仰いで
同じ山道を踏んで
だから、それまでは
生きる。
それが約束だよ。